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Web Marketingの未来01:“企業は、YouTubeを活用できるのか?”を考える

Web Marketingの未来01:“企業は、YouTubeを活用できるのか?”を考える

1.YouTubeの今

はじめしゃちょー、HIKAKIN。
国内でこの名前を知らない人は、もう少ないのではないでしょうか。YouTuberはもはや子供たちの憧れる職業であり、そのYouTuberたちが活躍するプラットフォーム・YouTubeが社会に認知されて、既に時間が経ちます。
しかし、今、再度YouTubeが脚光を集めており、日々、著名人がチャンネルを開設しています。
2019年では、オリエンタルラジオの中田敦彦氏のチャンネルが注目を集めました。これまであまり競合がいなかったとされる教育系の動画分野で瞬く間にポジションを獲得しました。

また、アスリートの本格参入(これまでもチャンネルはあったが、動画更新頻度はそれほど高くなかった。本格的に動画更新し始めた方も含みます)も相次いでいます。現役メジャーリーガーのダルビッシュ選手や、プロサッカー選手の本田圭佑選手など、日々精力的に動画のアップロードを行っています。
○ダルビッシュ選手の動画


○本田圭佑選手の動画

では、今なぜ、再びYouTubeが脚光を浴び始めたのでしょうか?
それは、社会的なYouTubeの価値転換、特にビジネス利用における価値転換が起こったことにあります。

2.名刺替わりにYouTube動画はいかが?

はじめしゃちょーやHIKAKINに代表されるような、YouTuberの草分け的存在が、未だYouTubeを代表する“顔”であることは間違いありませんが、彼らは、自身がクリエイターであり、YouTubeでの動画配信を生業としています。
そのため、これまでは“YouTube=個人クリエイターが稼げるプラットフォーム”という認識が一般的でした。
しかし、YouTubeの存在は更に大きくなり、現在は世界規模で“メディア”としての役割を担いつつあります。
“個人が楽しむケーブルテレビのような動画プラットフォームだったYouTube”が、“ビジネス活用もできるメディアプラットフォームとしてのYouTube”へと社会的な価値が変わったといえます。
その一つの示唆が、前述したダルビッシュ選手や本田選手のYouTubeへの本格的な参入であると、私は考えています。

分かりやすい例は、本田選手でしょう。
彼の本業は、もちろんプロサッカー選手です。つまり、YouTubeからの収入は、本業をYouTuberとしている方たちと違い、“まあ、収入あればラッキー”くらいの感覚かもしれません。
また、同時に、本田選手は実業家としても活動されていることは広く知られています。ただ、“事業をやっている”くらいは知っていても、具体的にどういったプロジェクトなのか、どういう意図でやっているのかを詳報するメディアはありません。そのため、本田選手はYouTubeを通して、プロサッカー選手とは異なる一面を詳細に伝えるために、頻繁に動画を上げているわけです。
これにより、選手ではなく、彼の事業を応援するファンや協力者を獲得し、彼が行っている事業は拡大していくことを狙っています。

この本田選手の活用例は、YouTubeを自社メディアとして活用し、本当にマネタイズしたい場所への入り口としている例であると考えます。そうなると、当然企業にも応用できると推測します。
ただし、一つ問題になってくるのは、本田選手やダルビッシュ選手は、これまでの実績があり、多くの人が話を聞きたいと考えています。そのため、それぞれが語ること自体がコンテンツとして成立しているというアドバンテージを持っていることも事実です。
では、そういった社会的知名度が低い企業はYouTubeを同じように活用することは難しいのでしょうか。

次に、実際にYouTubeを上手く活用している企業を例に、活用方法を考察してみたいと思います。

3.CHANELのYouTube活用にみる今後の企業活用の可能性

ここからは、CHANELのYouTubeチャンネルの活用を例に、企業におけるYouTubeの可能性について検討したいと思います。

(1)CHANEL YouTubeチャンネル
現在、チャンネル登録者数は153万人 (2020/02時点)。
CHANELは言わずと知れた、世界的ファッションブランド。
日本でも愛好家の方は多いのではないでしょうか。 そのCHANELはYouTubeチャンネルを2005年から開設していますが、現在も積極的に更新を行っています。

出典:YouTube CHANEL公式サイトより: https://www.youtube.com/user/CHANEL

(2)CHANELチャンネルの動画の特徴
① CMのようなハイクオリティな動画の置き場として

このように、制作したCMやPR動画をYouTubeの企業チャンネルにアップロードすることが一般的な企業の活用方法といえるでしょう。
ただ、これだけでは、当然企業のチャンネルに対して、登録者は増えません。

それは、なぜなのでしょうか?
ここで、今一度、YouTubeが世界中で受け入れられた意味を考えてみましょう。YouTubeというプラットフォームは、“優良なコンテンツが無料で、手軽に観れる”という点が何よりも視聴者にメリットがあります。つまり、“コンテンツ”でなければ視聴者は観ないということです。
では、CMなどはコンテンツではないのか?と聞かれると、広義の意味ではコンテンツに含まれると思いますが、目的はサービスや商品の“情報発信”であり、面白さやワクワクを提供する意味合いが強いコンテンツとは似て非なるものであると考えます。
そして、現在多くの国内企業が、CMなどの情報発信動画の置き場所としてしかYouTubeを活用していない(だから観られない)のが現実です。

CHANELチャンネルは現在登録者153万人。ここまで登録者数が伸びたのは決して世界的なブランドだからというわけではないと、私は考えます。
では、他にCHANELはどういった動画をアップしているか、みていきましょう。

② ショウを動画コンテンツとして再利用

ファッション界において、新作発表会は非常に重要なビジネスチャンスとなります。
しかし、これらのショウは、これまでどちらかというとクローズドなイベントであり、一部のメディアなどで私たちのような一般人は知る程度であり、なかなか目に触れる機会は少なかったように思います。
CHANELチャンネルではこれらのショウをYouTubeであげることを前提に撮影・編集し、随時公開しています。
その斬新なショウは、コンテンツとしても十分に成立していると考えます。

③ トップモデル自らによるHow To動画

How To動画自体は、それほど珍しいものではないでしょう。
特にCHANELと同じような美容系の企業であれば、YouTubeで簡単にみることができます。
ただ、CHANELが異なるのは、How To動画といっても詳しく化粧品の使い方を説明するのではなく、トップモデル自らが使い方を説明することで他社との差別化を図っています。
使い方について、それほど詳しく説明しているわけではないので、How To動画としては説明不足な部分はあるかもしれませんが、CHANELというブランドイメージを崩さずに、思わずモデルのようになりたいと憧れ、商品を手に入れたくなるようなコンテンツに仕上がっています。

④ Vlogのような形で舞台裏を撮影した動画

①~③については、他の企業よりも“クオリティが高い”と評価できても、“切り口が異なる”とまでは言い切れない部分は確かにあります。
しかし、CHANELチャンネルでは、ショウや商品の舞台裏を収録したVlog(ビデオブログ)も公開されています。
CHANELのこういった動画が評価できる点としては、自然な流れで商品紹介が盛り込まれていることでしょう。女性たちが出会い、語らい合う中で、自然とメイクしているシーンが映し出されています。
これまで企業は、CMというメディアによって限られた時間の中でアピールするために、“これが私たちの新商品です!”と積極的に情報発信を行ってきました。しかし、企業がSNSなどを駆使して、消費者へ直接アピールできるようになった昨今において、むしろそういった“押し付けがましい宣伝”は、消費者に敬遠される場合があります。
CHANELはそういった消費者の空気の変化も読み取り、かつ、自分たちのブランドを意識しつつ、YouTubeでコンテンツとして成立する動画を次々とアップしているといえます。

さて、ここまで長くなりましたが、企業におけるYouTubeの活用に関して、なんとなくご理解いただけたでしょうか?
YouTubeというプラットフォームは既に、“無料で動画を観れる、あるいは発信できる”という枠におさまってはいません。既に利用は当たり前となって、Googleでテキスト検索するよりも先に、YouTubeで動画検索を行う人が出てきている時代でもあります。
企業がYouTubeを使わない理由がないところまで来ています。
しかし、多くの企業担当者の方が、“うちはCHANELとは違うから”と思っているのではないでしょうか?
そんなことはありません。前述したとおり、企業のWebサイトを見る前に、消費者、あるいは業界の担当者ですら、YouTubeの動画を通じて、企業を知る時代なのです。
その際、YouTubeには御社のどんな動画が上がっているのでしょう。
CMだけでよいのでしょうか?先に触れたように、本田選手やダルビッシュ選手のように、名刺替わりに動画をアップしておかないと、競合他社に遅れはしないでしょうか。

4.gootboxができること

しかし、これまで書かせていただいた点に、ご納得いただけたとしても、うちの会社では動画作りなんて、無理だろうと感じている方は多いのではないでしょうか。
確かにCHANELにはそもそも社会に対するブランド力があり、PRに関してもノウハウが豊富な企業といっても間違いないでしょう。
実際、CHANELの動画は、撮影・編集のクオリティも高く、ブランドイメージの作り方もとても上手いと思います。
SNSなどでの情報発信に慣れていない企業の方からすると、気後れしてしまうのも当然なことです。
しかし、必ずしも自社でこれら全てを制作する必要はありません。
だからこそ、我々のようなパートナー企業が存在するのです。

弊社では以下のサービスをご提供することが可能です。

(1)YouTube動画企画コンサルティング
動画で何を伝えるべきなのか?その点をヒアリングさせていただき、企画をご提出させていただきます。

(2)動画制作(撮影・編集・演出)
これまで様々なプロモーションなど、多くの映像制作実績がございます。
それらのノウハウをいかし、御社にとって最適な動画制作を行います。⇒gootboxの映像実績は、こちらhttps://www.gootbox.co.jp/works/

(3)効果測定
主にYouTubeのアナリティクスを元に動画がどういった見られ方をしたのかなどのアフターケアを行います。
もし、自社で積極的にYouTubeを活用したいとご検討いただいている方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご連絡ください。

gootbox問い合わせ先: https://www.gootbox.co.jp/contact/